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脊柱管狭窄症の歴史

椎間板ヘルニアという疾患の発見から始まりました。

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下肢や腰部の痛みの原因として1934年Mixter&Barrが椎間板ヘルニアという疾患を提唱しました。しかし、長い年月をかけて椎間板ヘルニアと同じような症状を呈するもののヘルニアがないという状態が多発しているということがわかってきました。こういった状態の1つとして脊柱管に変形性脊椎症が併発することが原因ではないかということが議論されるようになり、これが脊柱管狭窄症の始まりといわれています。近年、技術開発から高度な画像診断も行われるようになり、脊椎レベルの診断技術も向上しています。

再生医療の発展により新たな治療法による腰部脊柱管狭窄症の完治が期待されています。

腰部脊柱管狭窄症の治療は薬の効果により疼痛や痺れを改善すると共に、保存療法により神経を傷つけないよう保護することが主体となっています。症状が改善しない場合や増悪する場合は手術が適応されることもあります。以前は手術や固定の技術が低かったこともあり、安静期間が長く四肢・体幹の筋力低下や動作能力の低下が引き起こされていました。現在は固定を行う為のコルセットの作成や手術の技術が向上したことにより、早期から離床が可能となりました。同時にリハビリも多く取り入れられ運動療法も積極的に行われています。腰部脊柱管狭窄症におけるリハビリの内容としては、腰部の負担を軽減する為の筋力増強や、動作訓練が主に行われます。このように腰部脊柱管狭窄症は手術や保存療法だけでなく運動療法を上手く組み合わせて治療されるようになりました。今後は再生医療の発展により変形した部分を切除し自分の細胞を植え付けることで患部そのものを完治させることが可能になると期待されています。